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本日木曜日のラジオNIKKEI「集まれトレーダー!~シンプルFXトレード」
21:30~22:00から放送です。
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日本時間では今晩の米感謝祭を控えて、21日のNY市場は小動き。
原油の反発により、エネルギー銘柄が買われ、S&Pが小幅反発。
マーケットの話題のひとつは米の利上げサイクルの終了の時期。
昨日は、下記の報道がでて、ユーロドルは一時1.1425まで反発しています。
米金融当局、来年春にも利上げサイクルを終了する可能性-MNI
米金融当局は段階的な金融引き締めについて少なくとも休止する検討を開始しつつあり、来年春にも利上げサイクルを終了させる可能性があると、マーケット・ニュース・インターナショナル(MNI)が匿名のFRB高官の話として報じた。
12月の利上げはほぼ間違いないが、議論は3月のFOMCからより活発になり、6月には確実に議論される-MNI
この報道に反応し、ユーロはドルに対して日中高値。市場が2019年の利上げ見通し修正に動く中で米国債先物は上昇し、利回り曲線はスティープ化。
ドル円はシャイアーの噂も後押しし、じり高の展開で、現在113.05円レベルで推移。
もうひとつのナーケットの話題はレイ・ダリオ氏のコメントについてのコラム
ダリオ氏の目に映る1930年代との不吉な類似
ドルが準備通貨としての地位を失う状況を米国の最悪の悪夢と表現
資産の5-10%の金への配分を検討すべきだとダリオ氏は勧める
世界最大のヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者である資産家のレイ・ダリオ氏は、今の世界が1930年代後半に非常に似ているとブルームバーグ・オピニオンの私の同僚、バリー・リットホルツ氏に19日語った。控えめに言っても、やや不吉な予感を誘う発言だ。
ダリオ氏は「マスターズ・イン・ビジネス」のライブポッドキャストで、米国株が過去最高値に達し、米連邦準備制度が金融政策の引き締めに動く現状を考えると、金融市場は80年前と同じように短期的な景気循環の終盤に差し掛かっており、ポピュリスト候補の台頭という形で、政治の「二極化」も進んでいると分析した。さらに世界は借金漬けの状態にある。多くの先進国で金利がなお過去最低水準近くにあり、各国・地域の中央銀行が数兆ドルもの資産を既に購入していることを前提とすれば、容易な解決策のない長期的問題だ。
筆者が9月のコラムで言及した通り、ダリオ氏はかつて、ドルが準備通貨としての地位を失う状況を米国の最悪の悪夢と表現した。膨らむ米国の財政赤字がいずれ海外の大口投資家をいら立たせることになると同氏は懸念し、ブラックロックのローレンス・フィンク最高経営責任者(CEO)もこうした不安を共有している。連邦準備制度が国債のマネタイゼーション(貨幣化)を行わざるを得ない状況では、「ドルの価値が30%下落する事態も容易に起こり得る」とダリオ氏は2カ月前に主張した。
出所 Bloomberg
昨晩配信させていただいたBISのドルインデックスも示すようにドルは買われ過ぎのエリアに入りつつあると考えています。
12月の利上げを控え、ドルはもう一段の上昇もあるのかもしれませんが、個人的にはドルの上昇余地はそれほど大きくないと想定しています。
昨日はドル円もユーロドルもドルの反発は鈍かったため、どちらの通貨ペアもドルショートを増やしておらず、positionは変わらず。
ドル円のshort, ユーロドルのロング。
NY cutを配信しておきます。
ユーロ・ドル: 1.1250 (7.7億ユーロ)、 1.1295 (3.17億ユーロ)、1.1300 (3.53億ユーロ)、 1.1325 (3.19億ユーロ)、 1.1400 (5.89億ユーロ)、 1.1425 (2.91億ユーロ)、 1.1430 (4.2億ユーロ)、 1.1435(3.71億ユーロ)、 1.1440 (3.79億ユーロ)、 1.1500 (3.1億ユーロ)
注目のストライク: 1.1500 (13億ユーロ 期限11月26日)
ドル・円: …
~以下略~
トレードの参考にしていただければ幸いです!!
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