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西原メルマガ購読者様
NY市場では、米CPIが前月比0.1%低下と予想の横ばいを下回ったこともあり、ドル円は一時106.69円まで反落。
ただ既報の通り106.50円から本邦の機関投資家がドル円の買い注文を並べているとの噂もあり下げ渋り。
この後は、VOLATILITYが極めて高くなっている米株の動向が鍵を握っています。
NY市場のOPEN前に、マーケットの注目を集めたのがトランプ大統領の下記のtweet.
Trump
Warns Russia to ‘Get Ready’ for Missiles Coming at
Syria~ロシアは「準備せよ」、ミサイルがシリアに来る
トランプ大統領は「ロシアはシリアに向けられたいかなるミサイルも打ち落とすと宣言している。準備に入ったほうがいい。(ミサイルが)来るからだ。見事で、新しく、『スマート』だ!」と述べた。
またロシアに対し、「自国民の殺害を楽しんでいる、ガス殺の獣(けだもの)」であるアサド氏と「手を組む」べきではないと警告した。
トランプ氏は、先週末に女性・子どもを含む40人以上が犠牲となったシリアでの空爆にロシアやイランが関与したとの結論に達した場合、両国に厳しい措置を取ると宣言している。だが米国はシリアに展開するロシアやイラン軍を標的とすることは示唆していない。
出所 Bloomberg
トランプ大統領としては、2013年のオバマ政権の失敗をかなり意識している模様。
オバマ前大統領はシリアに対し「化学兵器の仕様はレッドライン越え」になると明言。
しかし、2013年に今回と同じ東グータで化学兵器が使用された時に、オバマ大統領は軍事介入は見送り、これがこかなり批判をあびています。
しかしこの局面では、ロシアが仲介しシリアは化学兵器の廃棄に合意したことで、オバマ大統領が軍事介入をしなかったことがある意味正当化されます。
合意に沿ってシリアは大量の化学物質を廃棄し、サリンもそこに含まれていました。
ところが、実際は廃棄はしていなかったという結末。
そして2017年4月。
シリアが再びサリンを使用したと判断したアメリカは、シリアのシャイラット空軍基地を巡航ミサイルで攻撃。
そして先週末、シリアのアサド大統領が反体制派が拠点とする町で化学兵器を使用したとの報道が流れ、前述のトランプ大統領のtweetにあるように
ミサイル発射のカウントダウンが始まっている模様。
トランプ大統領のtweetによれば、 「われわれとロシアの関係は冷戦時代を含め、史上最悪だ」。
こうした不安定な環境は、株にとっては当然negativeで、NYダウは現在93ドル安の24,318ドルで推移。
欧米短期筋は…
~以下略~
トレードの参考にしていただければ幸いです!!
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