23日の欧米市場はユーロが続落。
スペインのカタルーニャ州も支援を要請する見込み。
加えてムーディーズは、ドイツ、オランダ、ルクセンブルクのoutlookをnegativeに。
スペインとイタリアのCDSも上昇。
結果、じわじわとユーロが軟化。
安値は1.2042、ユーロ円は94.11円まで下落。
本日のマーケットでの話題は、ユーロドルの1.2000の巨大なバリア。
1.1980あたりにもバリアがありますが、最近の傾向はついたら急落するのではなく、
バリアがついてしまったら戻るという傾向にあるので要注意
マーケットはバリアの手前の1.20台ミドルで下げ渋っており、ユーロドルは戻り売りの展開。
ドル円は77円台での当局からのコメントが功を奏しており、現状78.20円で推移。
これまでのところ、当局のコメントのみで78円台をキープしていますが、
警戒感だけでは反発しないため、実弾がでないかぎりは、戻りも限定的でしょうか?
サポートは6月1日の77.65円。
欧州情勢が悪化しても、QE3期待で堅調に推移していたS&Pですが、
スペイン情勢の悪化により、今週のS&Pは上値の重い展開。
連れて、相関性の高い豪ドル円も反落しており、株の反騰がなければ、こちらも
上値の重い展開が濃厚。