マーケットのコンセンサスの得方

今回は、例えば日銀の金融政策決定会合といった、イベント時のトレードのアイデアをご紹介します。 GW前の出来事にはなりますが、4月27日には注目の日銀金融政策決定会合を振り返ってみます。 結果は ・資産買入等基金10兆円増額 、 ・買入対象国債の残存期間は1-3年に拡大。 マーケットでは5兆円の予測が多かったため、一時株高に連れ、ドル円は81.44円、ユーロ円は107.50円まで上昇しました。 しかし、欧米短期筋は10兆円まで織り込んでいたので、彼らから利益確定の円買いが断続的に持ち込まれ反落。 ドル円の81円台後半のドル売り注文は全くつかずに反落しGWに突入しました。 前回のFOMCのバーナンキ議長さんのスピーチ時同様、発表後の白川総裁のコメントによって、マーケットのセンチメントががらっと変わる場合もあるため、トレードに関しては白川総裁のコメントまで待ちたいところ。 しかし前日のマーケットで、ドル円は80.66円まで下落していったん調整しているため、短期のポジションは極端にかたよってはいません。 マーケットの環境としては、 ① 欧米勢はドルロングで待ち構えている。 ② 本邦勢はGWを控えて、日銀の発表の内容いかんに関わらず81円台後半のドル売り注文は設定したまま。 つまり、日銀の内容いかんに関わらず、発表後はドル売りが持ち込まれる可能性がかなり高いといえます。 結果として日銀の発表後は、マーケットはドル売りに偏ることが予測できるわけです。 こうしたマーケットのセンチメントは、FX会社が配信する情報ベンダーの情報を利用す ると読み取れます。 例えば、外貨exのプレミアムレポート。 (図1) 20120522_001.jpg こちらのプレミアムレポートには口座を持っている方だけのレポートが毎日更新されています。 (図2)一部紹介致します。 20120522_002.jpg まずドル円・ユーロ円等中心にテクニカルの上昇が簡潔にまとめられています。 注目は銀行のディーラー同士の会話等を「ディーラーの独り言」として頻繁に更新されている点です。 (図3) 20120522_003.jpg 個人投資家の方は銀行のトレーダーと違い、マーケットのコンセンサスを得るのが難しいのですが、上記のような情報ベンダーのマーケットインフォを利用することによって トレードの効率をあげることができます。 上記のようにFX会社のマーケットに即した情報を、上手くトレードにいかしたいところですね。 プレミアムレポートが閲読できるサイバーエージェントFXの口座開設はコチラ

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