ドル売り
こんばんは。
本日の為替市場は23日のEU首脳会議を控え、ポジション調整が主流のマーケット。
まずアジア市場では、なんのニュースもないにも関わらず、いきなりユーロスイスが急落。
EBS(銀行間のブローキングシステム)に1.2300でまとまったbidがあったらしいのですが、
それがキャンセル。、
その後スイス系の銀行が大口のユーロスイスの売りを持込んだことで
stop lossを巻き込みユーロスイスは1.2334から1.2206まで暴落。
ロンドン市場に入ると、ポジション調整のショートカバーがメインとなり、ユーロドルが、1.38台を回復。
EU 首脳会議までは、既存のポジションをクリアにする動きが続いている展開。
最後はドル円。
ドル円は、本日「円高」対策が発表されましたが、それに対する市場の失望感もあり、
じり安の展開。
76.20円を割りこんだ辺りからstop lossを巻き込み、一時75.78円まで急落。
これまでの流れは、ポジション調整でドル売りの流れ。
ユーロドルは現在、1.3880レベルで推移。
マーケットはユーロに関する悪材料を当然ユーロ売りで対応していますが
友人によれば、情勢が悪化するに呼応して、ユーロ圏からリパトリエーションによる、
ユーロの買いも多くなってきているため、最近のユーロの動きは複雑になってきている模様。
今週後半のユーロの上昇が単なるショートカバーなのか、このドル売りの流れがメイントレンドにかわりつつあるのかは
今週末のEU首脳会議が鍵を握っていることになります。
週明けのユーロドルの動向に注目です。