クロス円急落
クロス円急落
こんばんは。
本日のアジア市場では、先週の欧米市場の流れを引き続き、ユーロ売りが加速。
ユーロの下落が加速したのは、前ブログでもお伝えしたとおり下記の報道の影響。
「ECB、シュタルク専務理事が個人的理由で退任すると発表」
「ドイツ、ギリシャのデフォルトに備え銀行保護の計画を準備」
特に重要視されたのが、シュタルク氏の辞任。
「個人的理由で退任すると発表」されていますが、マーケットはECBによる国債購入をめぐる意見対立が
原因であると認識。
任期がまだ3年もある中での辞任ですので、マーケットがそう考えるのも無理のないところ。
ユーロに注目が集まっていますが、スイスがリストからはずれた今、
唯一のsafe haven currencyとなった円が本日は堅調。
クロス円が全般的に下落しているところが今日のポイントでしょうか?
ユーロ円は103.89円、スイス円は86.13円、豪ドル円は78.87円、そしてドル円は
76.74円まで円高が進行。
ユーロドルは1.3800を割り込んでから、かなりセンチメンチが変わってきており、
1.34台にはオプションサイドからのトリガーもふえてきており、
依然ダウンサイドリスクが高まっている状態。
risk offのマーケットですので、豪ドルのダウンサイドリスクにも注目。
テクニカルでみると、ユーロドルとユーロ円の日足のTD-Sequntialでは、本日、set upの9が終了しており、
先週のように一方的に下落するわけではなく、戻しも大きくなりそうですので、ユーロドル、ユーロ円は丁寧に戻り売りといったところでしょうか?
では、今週もよろしくお願いします。