豪ドルと円に注目
こんばんは。
金曜日のストレステストは、8行が不合格。
これら8行の資本不足は計25億ユーロ(約2800億円)。
市場予想では10行前後が不合格になって必要資本増強額は100億ユーロを超えるのでは?ないかとの見方でしたので、予想ほど悪くなかったといえるのでしょう。
ただ予想より悪い結果が発表され、市場を混乱させるようなことを当局が発表するわけもなく、ストレステストに関しては、これで終了。
市場の注目は、21日のEU首脳会議。
先週初には、イタリアの株価が一時最大9%も下落しており、ストレステストを終えても
市場の不安心理を払拭できない状態。
ユーロに関しては、EU首脳会議に注目。
一方アメリカも多くの不安要因を抱えている状態。
世界最大の債券ファンド(PIMCO)を運用するビル・グロース氏は「米国の格下げが起これば、4兆ドル規模のパッケージがない限り、長期債が最も打撃を受ける」と指摘し、「突き詰めれば、米国は大問題を抱えているということだ」と語った。
ーBloomberg
相変わらずユーロもドルも問題が山積み。
ユーロドルの週足をみると
(open1.4204,high4298,low1.3837,clse1.4152)
となり、下ヒゲがかなりながくなっています。
今週のユーロドルは大きく反発する局面も想定しておいたほうがよさそうです。
先週もっとも上昇した通貨は、再び避難通貨の代表「スイスフラン」。
一時4%も上昇。
基本スイスに強気な自分もこのスイスの急騰に関しては、そろそろ反発局面がくるのかなと考えています。
ただ値頃感でスイスを売るとあっさり踏まれるので、切返し始めてから、追撃する予定です。
そのスイスに対して同じ避難通貨として、出遅れてるのが円。
80.00円をクリアに割り込んだことからドル円の上値はさらに重たくなっています。
先週のバーナンキコメント以来、難しい動きをしているユーロドルよりも
来週はドル円の動きに注目でしょうか?
加えて、westpac銀行がRBAの利下げを示唆した豪ドルの下落余地にも注目。
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