数字の好転が期待された米雇用統計は、期待が高かっただけに失望も大きくなるという展開。
米雇用統計の悪化というbad newsが、QE3の可能性の高まりという good newsとなり、
株は堅調、ドルは下落。
ユーロドルは1.2700近辺のユーロ売り注文を飲み込み、1.2750のバリアも突破して急伸。
NFPの結果を受け、金曜日はドル売りの流れになっていますが、主役はユーロ。
木曜日のドラギ総裁によるOMTはECBからのBazookaであったという見方が多数。
ユーロ円は100円台を回復。
ユーロスイスはSNBがフロアを1.22にするのでは?という噂も飛び出し、1.2005ー10で全く動きを止めていたユーロスイスがいきなり1.21台まで高騰。高値は1.2156まで。
ユーロドルは短期的にはdemarkの抵抗線が1.2820にあり、いったんそのレベルがレジスタンスになっています。
ユーロ円では100.40円がレジスタンス。
今週はユーロ絡みのイベントが多く、ヘッドラインリスクが高いため乱高下に巻き込まれないようにしたいところ。
基調としてはユーロドル、ユーロ円ともを底値を確認しながら値を上げる展開が濃厚。
米投資銀行のユーロに対する見方は依然強気で、ゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーともに1.3000がターゲットのようです。
今週の重要日は12日
まず、「独連邦憲法裁判所がESMの合憲判断」、加えてオランダの総選挙。
そして13日のFOMC。