スペイン国債の動向とrisk on
12日の欧米市場では、ユーロクロスが急落。
スペイン国債が一時、ユーロ導入後の最高値まで高騰。
フィッチが18銀行格下げを発表したこともあり、ユーロはユーロクロスで下落。
ただ米国株は反発しており、ユーロ以外の通貨は堅調。
特にNZDが堅調でNZDドルは1.1%も急騰。
そのため対ドルのユーロドルは下げ渋り。
昨日は、ユーロに関する悪材料満載だったのですが、対ドルではユーロは下げ渋る展開。
本日の欧州市場でも、ユーロ絡みは周辺国の利回りの動向に振り回される展開が予想されますが、
昨日の米国株は堅調でrisk offの展開にはならなかったことに注目しています。
ユーロの下落にも関わらず、堅調だったNZD、AUDドルは本日も堅調。
マーケットで話題になっているのが、昨日のリプトンIMF福専務理事のコメント。
「円の為替レートは幾分課題評価である」
「資産買入プログラムの拡大を含め、更なる金融緩和を実施し得る」
このコメントの後、ドル円は下げ渋る展開。
本日のドル円、豪ドル円、キウイ円には上値余地が拡大。