ギリシャ総選挙と月曜日のアジア市場
ヘッジファンドの思惑(http://zai.diamond.jp/articles/-/129710)にてもご紹介しましたが、
今年の日本のGW期間中も為替市場では円高が進行。
先週金曜日の米雇用統計の悪化をきっかけに、コモディティが急落。
ニューヨーク商業取引所の原油先物6月限は、前日比4.05ドル(3.95%)安の1バレル=98.49ドルで終了。
2月13日以降で初めてバレル当たり100ドルをブレイク。
つれて、S&P500種株価指数は1.6%の急落。
相場は例年どおり、「sell in May」の様相を呈してきており、5月1日にRBAが50bpt利下げを決定した豪ドル円の急落に加え、週末のフランス大統領選におけるサルコジの敗北宣言と、ギリシャ総選挙の混迷受けての
ユーロ円の下落も加わり、クロス円が全面安。
ただ80.00円以下のドル円は、下げ渋っており、今回のクロス円急落のほとんどは、「株安、ドル高」が要因で、
AUDドルは、1.0110、ユーロドルは1.2956まで急落。
ただ、本日は週明けの月曜日。
月曜日のアジア市場の急落は、欧米市場に入ると、欧米勢の利益確定の買戻しにより、
あっさり反発する傾向が高いため、ユーロドル、ユーロ円、AUDドル、豪ドル円のショートは
いったんスクエアにする参加者が多数。
先ほども、中東勢はユーロドルを買い戻しており、現在1.300台を回復。
本日はBank Holidayでロンドン市場が休場となっており、先週の動きが
「sell in May」の動きとなり、トレンドとなり得るのかどうかは
NY勢の出方をみたいところ。