ユーロ円の100.00円の攻防
こんばんは。
注目されたイタリア債入札ですが3年・10年債ともに前回利回りを下回る結果に。
しかし発表後も同10年債利回りは7.1%台を維持。
昨日同様、入札終了後も事態は改善せず、ユーロは続落。
ユーロドルは一時1.2858まで下落。
今日の主役はユーロドルではなく、ユーロ円。
ユーロドルの下落に連れ、一時ユーロ円は100.05円まで下落。
100.00円の巨大なオプションにサポートされた形に。
その後、イタリアの10年債利回りが徐々に上昇幅を縮めたことで、ユーロドルが一1.2900台まで反発。
前述のとおりユーロ円は100.00円のオプションでサポートされているため、戻しの局面ではオプションデスクからの売り返しが入って、いまのところ戻しも極めて限定的。
過去2日間、ユーロドルは流動性の薄い中、1.3000,1.2950、1.2900と立て続けにバリアを突破しており、下落に加速がついていますが、さすがにユーロ円の100.00円のバリアは一気にはブレイクできず反発。
昨日からユーロドルは売り回転で回していましたが、ユーロ円の100.00円接近からはいったん様子見。
ユーロ円の100.00円がクリアに割れればユーロの下落に加速がつくのですが、100.00円がクリアにブレイクされるまではユーロドルのショートカバーにも警戒です。