オイルの上昇とカナダドル、そしてAUDCAD.
明けましておめでとうございます。
本年も、よろしくお願いします。
昨晩2011年の相場についてヘッジファンドの友人と話したイメージは、「オイルは上昇、資源国通貨買い、円売り、ユーロ売り」といったところ。
下記の記事もヘッジファンド勢がオイルの上昇を見込んでいることを裏付けている形。
原油相場上昇を見込む米ヘッジファンドの買い越しが約4年半ぶりの高水準に達した。米国経済が1930年代以来のリセッション(景気後退)から回復するのに伴い原油先物も上昇するとの見方が強まった。
出所 Bloomberg
本日のオイルは、91.34ドルに上昇。
連れて資源国通貨のカナダは上昇。
昨日からヘッジファンド勢がUSDCAD、EURCADの売りを断続的に持ち込んだことにより、ドルカナダのサポートである0.9970のを割り込んだことで下落に加速がつき、一時0.9889まで急落。
本日のカナダ円は82.86円まで上昇。
一方、年末に1.0256の高値まで急騰したAUDドルですが、1日に中国物流購買連合会が昨年12月の製造業購買担当者指数が前月比で低下したことを発表したことで、反落。
こちらは年初から利益確定のAUD売りが持ち込まれ、高値から200ポイントも急落しており、現在1.0067で推移。
AUDドルは昨年最終週に、0.9988から1.0256まで急騰しているため、いったん調整局面といったところでしょうか?
このカナダとAUDドルに関しては、モルガン・スタンレーが今年の推奨通貨ペアとして
AUDCADのショートを推奨しているようです。(豪ドル円のショートとカナダ円のロング)
友人に聞くところによるとSTOP LOSSを1.0250に設定してショートを構築して
ターゲットは、0.90にしているレポートだとのこと。
個人投資家の方には慣れない通貨ペアかもしれませんが、オイルの上昇とアメリカ経済の回復見込みから、今年はカナダに注目が集まりそう。
それでは、今週もよろしくお願いします。