米雇用統計と欧州のソブリンリスク
米雇用統計と欧州のソブリンリスク
11月27日(土曜)、12月11日(土)、NTTスマートトレードさん主催で、東京、大阪にて会場セミナーを開催します。
お時間があれば、ぜひご参加ください。
こんばんは。
金曜日のNY市場は、10月の米雇用統計が予想の2倍以上の伸びをみせ、一時ドルが急騰。
ドル円は一時81.47円、ユーロドルは1.4034までドルが上昇。
ポンドドルは、1.6167、AUDドルは1.0086まで下落。
ただQE2の流れが一回の雇用統計の数字で変わるわけでもないので、ドルが上昇した局面では、リアルマネー中心に根強いドル売りが出て、ドルは上げどまり。
各通貨の中で、ドルに対して下げ足を早めているのが、欧州のソブリンリスクが再燃しているユーロドル。
ロンドン市場ではギリシャ国債とドイツ国債のスプレッドが900bpと急拡大。
そのためFOMC以降のドル売りはAUDドルや、ポンドドルが選好される傾向。
ドル円は、「QE2=株高+雇用統計改善」で底堅い動き。
当面80.00円割れのリスクは遠のいた形。
今週の為替相場は、マーケットのドライバーが依然「QE2=ドル売り」であることを確認するための重要な週をなりそうです。
ポイントはユーロドルの動きでしょうか?
では、今週もよろしくお願いします。